岐阜城は織田信長の居城としても知られていますが、
岐阜城に訪れるなら、織田信長などの歴史を知って訪れると、
当時の歴史の英雄が、何を思ったか。
そんな想像を膨らませることができ、より楽しめると思います。
ここでは岐阜城へのアクセスと、岐阜城を奪うまでの織田信長の歴史ついてご紹介します。
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
岐阜駅(JR・名鉄)から岐阜城へのアクセスについて
(出典「photoAC」)
まず岐阜城の場所をご確認いただきますが、以下のマップでは、
① 岐阜城
② バス停 岐阜公園・歴史博物館前
③ JR 岐阜駅になります。
このバス停「岐阜公園・歴史博物館前」が最寄りのバス停になります。
岐阜駅(JR・名鉄)からのバスについて
岐阜駅からのバスについては、
JR岐阜駅からは12、13番のりば、名鉄岐阜駅からは4番のりばになりますが、
そのバスのりばについては以下のページが便利になります。
またご乗車するバスについては、以下の岐阜バスのホームページでご確認ください。
→岐阜バス ホームページ 岐阜公園・岐阜城・岐阜市歴史博物館へ
N11鶯谷高校口行きは除きますが、
行き先にNの付いたバスにご乗車いただくことになります。
またバスで訪れる場合には、降りるバス停と帰りのバス停は離れていますので、
先ほどの岐阜バスのページの下の部分にあるマップをご参照ください。
料金や時間は以下になります。
大人料金 | 小人料金 | バスの所要時間 |
210円 | 110円 | およそ14分 |
また最寄りのバス停から歩いて岐阜城にも行けますが、ロープウェイが便利かと思います。
そのロープウェイの料金は、往復で以下になります。
大人(12歳、中学生以上) | 1080円 | 小人(4歳~11歳) | 540円 |
また岐阜城の入場料は以下になります。
大人(16歳以上) | 200円 | 小人(4歳以上16歳未満)) | 100円 |
岐阜城は年中無休ですが、時期によって開館時間が変わりますのでご注意ください。
岐阜城にまつわる織田信長の歴史の話
織田信長が岐阜城を拠点にする前は、岐阜城は「稲葉山城」と呼ばれていて、
その稲葉山城は、マムシと呼ばれた斎藤道三の居城でした。
織田信長は、その斎藤道三の娘、濃姫(のうひめ)と結婚しましたが、
その後斎藤道三が、織田信長と直接対面した時には、
うつけと言われた信長の器を認め、
自分の子供たちが信長の軍門に下るだろうと、家臣に伝えたと言われています。
その後、斎藤道三は息子義龍(よしたつ)との仲が悪くなり、
1556年、長良川の戦いで両者は対決することになります。
その長良川の戦いには、信長も援軍を派遣しましたが間に合わずに
斎藤道三は義龍に敗れ、戦死することになります。
そういえば中国の歴史書「史記」には、
「士は己を知る者のために死す」と記載されていますが、
長良川の戦いで信長が援軍を派遣したのは、
うつけと言われていた若い頃に、自分を認めてくれた道三に対して、
何か思うことがあったのではないかと想像します。
その後、今川義元の侵攻を受けた信長は1560年、
桶狭間の戦いで今川義元を破ったことは、日本史上燦然(さんぜん)と輝く戦いとして記録されています。
共に戦った人たち、同時代の人たちは、この戦いに対して一体どんな思いだったんでしょう。
そして美濃の国では義龍が急死し、その息子龍興(たつおき)が領主になりますが、
信長は美濃の国を攻め、美濃の武将を味方につけるなど策略をめぐらし、
1567年には龍興を敗走させることに成功し、美濃の国を手中に収めることになります。
その時、
稲葉山城を「岐阜城」、
井ノ口という地名を「岐阜」と改名したと伝えられています。
またこの頃から「天下布武」という朱印(公的な文書に押す印鑑)を使い始めたと言われていますので、
すでに天下統一を視野に入れていたこと、また美濃の国を手中に収めたことで、
天下統一のための下地が整ったと、本人は考えていたのかもしれません。
その後、天下統一に向けて、信長は幾多の戦いを繰り広げることになりますが、
1579年に、琵琶湖岸に安土城を完成させるまで、
信長は岐阜城を拠点にしていたと伝えられています。
終わりに
信長は岐阜城を居城とする前には、清洲城を拠点とし、
また最後には安土城を築城することになります。
清洲城や安土城跡について、簡単な歴史をまじえて書いた記事はこちらになります。
岐阜城は山のかなり高いところにありますので、
こうしたお城を攻める側は、大変だっただろうなと想像してしまいます。
また歴史を知った上で岐阜城を訪れていただくと、
歴史上の人物が何を想ったか。
そんなことを想像しながら、岐阜城を見て回ると、
また違った感じで見ることができると思います。
ちなみに私の場合は、「炎の人 信長」という小説を読んで行きました。
何度も泣きましたので、この小説は名作だと個人的には思っていますが、
(ちなみに全6巻あります。泣けますのでそれほど長くは感じないかとは思うのですけど。)
そうした小説などを読んだ上で、岐阜城を訪れていただければと思います。