宇佐神宮の歴史とアクセス、宇佐神宮・石仏を巡る観光バス

宇佐神宮と昭和の町の近さについて

宇佐神宮は昭和の町から近い場所にあります。

公共交通機関の場合には、宇佐駅に戻らなければいけませんが、

お車で宇佐神宮を訪れる場合には、昭和の町へ同時に訪れるのもおすすめです。

若い方の場合には、あまり懐かしさを感じることはないかもしれませんが、

昭和の時代を駆け抜けた方であれば、

並べられたものに懐かしさを感じられる観光スポットだと思いますし、

懐かしさを感じることで脳が活性化すると言われています。

懐かしさを感じる昭和の町とアクセス 懐かしさの効用について

上記のページでは、その昭和の町へのアクセスなどについて書いています。

スポンサードリンク

大分の観光に、宇佐神宮・国東半島の石仏などを巡る観光バスも

また大分駅や別府駅、宇佐駅から、

宇佐神宮や熊野磨崖仏(くまのまがいぶつ)、両子寺(ふたごじ)などを巡る観光バスがあり、

観光バスですので、それぞれの場所の滞在時間に限りはありますし、

宇佐駅からは出発はしますが、宇佐駅には戻りませんので注意が必要になりますが、

(大分空港には向かいます。)

以下の定期観光バスのページの「国東(くにさき)半島史跡巡り」のコースでは、

1日かけて宇佐神宮や国東半島の石仏などをご覧いただけます。

大分交通 定期観光バス

ページの下の方に行くと、運賃やのりば、予約の入力画面があります。

またそれぞれのコースの一番下の「運行ルート」を押していただくと、

それぞれの駅の出発時刻や到着時刻、ルートが表示され、

運賃の部分では「詳しく見る」を押していただくと、

乗車駅から降りる駅や大分空港までの、それぞれの運賃を確認することができます。

ちなみに大分駅発着の場合、5650円、

別府駅発着の場合、5050円になります。

この観光バスで訪れる両子寺(ふたごじ)は、

丸い国東半島の真ん中あたりにあります。

個人的には、この両子寺でスマホで写真を撮って撮影地を確認すると、

「丸い国東半島の真ん中あたりに行ったな」という感慨が残るのが、おすすめです。

ただスマホの撮影地が残る機能は、個人で楽しむ分には良いのですが、

スマホで撮影すると、写真には撮影地が記録されることになりますし、

FacebookやTwitterで投稿した場合には撮影地は削除されますが、

知らない相手にメールで写真を送る時などには、

相手に撮影地(例えば自宅)が分かることになりますのでご注意ください。

スポンサードリンク

大分のおすすめの観光地 宇佐神宮にまつわる歴史について


(出典「photoAC」)

宇佐神宮は725年に創建された神社で、

八幡神(やはたのかみ、はちまんしん=応神天皇の神霊)を祀(まつ)る

「八幡宮」が全国に多くありますが、宇佐神宮はその八幡宮の総本宮となります。

宇佐神宮にまつわる歴史では、

道鏡(どうきょう)という僧と、和気清麻呂(わけのきよまろ)の話がよく知られていると思います。

ここでは簡単に振り返りますが、

道鏡という僧侶は、孝謙(こうけん)上皇の病を治したことで、

孝謙上皇から信頼を得ることになったと伝えられています。

当時は、天皇として淳仁(じゅんにん)天皇が、

太政大臣(だじょうだいじん=官職としての最高位)として藤原仲麻呂がいたのですが、

昔は「院政」と呼ばれた体制があったように、

天皇の位(くらい)を譲った上皇が実権を握っていることも多く、

孝謙上皇は、道鏡を徐々に高い位につけていきます。

これに焦った藤原仲麻呂は、武力で実権を握ろうとしましたが、これに失敗し、

(藤原仲麻呂の乱、恵美押勝(えみのおしかつ)の乱とも言います。)

藤原仲麻呂は斬られることになり、淳仁天皇も廃位され、流罪にさせられてしまいます。

孝謙上皇は、天皇に再び即位し、称徳(しょうとく)天皇となり、

道鏡に法王という地位を授けることになります。

ここで、

道鏡はさらに天皇になることを望むようになり、

宇佐八幡のお告げとして、「道鏡を天皇の位につけると国が安泰になる。」と言わせます。

その時に登場するのが、

和気清麻呂(わけのきよまろ)という人物で、

宇佐神宮に赴き、その真偽を確かめるよう指示されますが、

宇佐神宮では、「天皇には皇族の者を立てるように」とのお告げを受け、

そのお告げをそのまま天皇に上奏(報告)したことで、

道鏡が天皇の位につくことはありませんでした。

このことを、宇佐八幡宮神託事件と言います。

和気清麻呂は道鏡の恨みを買い、現在の鹿児島県に流罪とされましたが、

称徳天皇が崩御すると、道鏡も後ろ盾を失い失脚し、

和気清麻呂は復職することになったと伝えられています。

終わりに

文中でもご紹介しましたが、宇佐神宮の近くには「昭和の町」もあり、

特に年配の方の場合には、懐かしさを感じる場所だとは思います。

国東半島も落ち着いた場所ですし、

宇佐神宮を訪れる際には、こうした場所も同時に訪れて、

大分観光を楽しんでいただければと思います。

スポンサードリンク

良かったらこちらを