京都の桜の名所に原谷苑(はらだにえん)があります。
お寺や神社ではありませんので他の京都の名所と違い古い建物はありませんが、
桜の季節にこちらを訪れると、まるであでやかな衣装を身にまとったかのような苑内の多くの枝垂れ桜に包まれます。
ここではそんな原谷苑について、その見頃の時期などをご紹介します。
(追記:マップを追加するなど内容を一部変更しております。)
目次(複数ページに分かれた記事もあります)
原谷苑の枝垂れ桜 そのあでやかな魅力
(出典「photoAC」)
原谷苑には遅咲きの枝垂れ桜である「八重紅しだれ」が多く、
早咲きの枝垂れ桜に比べ、その花びらの数が多いためボリューム感がありその花はピンク色に染まります。
原谷苑を訪れ苑内を進むと、ふんだんに植えられたそんな八重紅しだれに包まれます。
周りを見上げれば八重紅しだれが主役な中にも、足元には様々な花もそれぞれの個性を主張して苑内の彩りにアクセントを加えています。
桜が見頃の季節に原谷苑を訪れると、春らしさを超えた枝垂れ桜のあでやかさを感じることができます。
原谷苑の枝垂れ桜 その見頃の時期
また原谷苑には遅咲きの枝垂れ桜である「八重紅しだれ」が多く、
また京都市内から北にあり山がちな場所にあるために、
こちらの枝垂れ桜の見頃の時期は京都の遅咲き枝垂れ桜の中でも少し遅めになる印象があります。
京都では全般的には遅咲きの枝垂れ桜であれば4月上旬(5日あたり)~4月中旬にかけて、その見頃の時期を迎えますが、
こちらの枝垂れ桜の見頃の時期は、少し後ろ倒しになると思います。
ただ桜の開花や見頃の時期は年によって違いがありますので、桜の開花情報をご確認の上で原谷苑を訪れていただければと思います。
原谷苑へのバスでのアクセス
原谷苑へのバスでのアクセスは「市バス」のM1系統の原谷行きがあり、
主要なバス停からの場合には、「北大路バスターミナル」または「金閣寺道」からバスが運行しています。
「北大路バスターミナル」は地下鉄・烏丸線の「北大路」駅と直結していますので、こちらからのご利用が便利だと思います。
(追記:原谷苑へのバスのアクセスをご紹介しておりましたが、原谷苑のホームページにはM1系統のバスが地元住民の方々の生活の脚になっていること、
また桜の季節の混雑により地元住民の方々に迷惑がかかるため、出来る限り賃走タクシーをご利用ください、との注意書きが記載されています。そのためバスでのアクセスについては記載を削除することとさせていただきます。
また原谷苑のFacebookページには桜のシーズンになると、シャトルバスの運行について告知されますので、こちらをご利用ください。)
原谷苑を訪れるなら、同じ時期の桜の名所は
また原谷苑の桜が見頃の時期を迎える頃には、仁和寺の「御室(おむろ)桜」も見頃の時期を迎えていることも多いですので、
原谷苑を訪れる際には、仁和寺へも足を運んでいただくことをおすすめします。
また原谷苑から仁和寺へ向かう場合には、市バスであればM1系統で「金閣寺道」まで向かい、
59系統の竜安寺・山越行きに乗り換え、「御室(おむろ)仁和寺」で降りていただくと仁和寺へ向かうことができます。
① 仁和寺
② バス停 御室仁和寺
その他の京都の桜の名所で原谷苑と同時に見るなら、おすすめなのは平野神社になります。
平野神社には多くの種類の桜がありますが、ソメイヨシノや早咲きの枝垂れ桜も多く「見応え」という点では訪れる時期が遅くなるほど薄れていきます。
ただ珍しい桜の花を一つ一つ楽しむことはできるという点では、原谷苑が見頃の時期に平野神社を訪れることもおすすめです。
原谷苑から平野神社へ向かう場合には、「市バス」であればM1系統で「金閣寺道」へ向かい、
205系統の京都駅行きに乗り換え「衣笠校前」で降りると平野神社へ向かうことができます。
① 平野神社
② バス停 衣笠校前
その他で遅咲きの枝垂れ桜をご紹介した記事は、こちらになります。
原谷苑は他の場所に比べると若干見頃の時期は遅くなりますので、
桜の開花情報をご確認の上で、その他の遅咲きの枝垂れ桜の名所を訪れていただければと思います。
終わりに
京都には早咲きの枝垂れ桜の名所やソメイヨシノの名所など、数多くの桜の名所があります。
原谷苑は京都の寺院のような建物はありませんが、桜の数は多いですし見頃の時期の見応えは相当のものがありますので、
ソメイヨシノが終わった後にも原谷苑を訪れて桜を楽しんでいただければと思います。