終わりに
(出典「photoAC」)
他にも奈良には穴場の観光スポットがあって、
飛鳥(あすか)では、駅からレンタサイクルで石舞台古墳や飛鳥寺に行くこともできます。
石舞台古墳に埋葬されていたのは、聖徳太子と共に仏教の普及に尽力した当時の豪族、
蘇我馬子(そがのうまこ)だと言われています。
(蘇我馬子の子供、蘇我入鹿(そがのいるか)は大化の改新で、
中大兄皇子(なかのおおえのおうじ=後の天智(てんじ)天皇)と
中臣鎌足(なかとみのかまたり=後の藤原氏の祖先にあたる人物)に粛清されてしまいます。)
飛鳥寺には、日本最古と言われている仏像が安置されています。
どちらも規模は小さく、歴史を知らないとそれほど感銘を受けることはないのかもしれません。
ただ私が行った時には天気に恵まれたこともあり、良い思い出が残っています。
(出典「photoAC」)
また吉野山は桜の季節が有名ですが、歴史にゆかりのある土地で、
源頼朝と静御前の物語や南北朝時代の南朝ゆかりの土地でもあります。
吉野山の歴史について書いた記事はこちらになります。
→吉野山の歴史 義経と静御前の物語と南北朝時代 行く前の予備知識
私自身は奈良の吉野には、桜の季節にしか訪れたことはないのですが、
歴史の話を知れば、桜以外の季節にも楽しめる場所のように思います。
(出典「photoAC」)
また平城宮跡も観光の穴場スポットで、
電車に乗っていると広い場所に朱塗りの神殿らしきものがポツンとあり、
あれは何だろう?と思って調べてみるとそれが「平城宮跡」で、
行ってみると広い場所の中に建物が少しあるだけで、にぎやかな観光地に比べると寂しさはあると思います。
ただ中にある資料館などは無料で入ることができますし、
古代の都の姿を想像すると、歴史が好きな私は充分に楽しめました。
にぎやかさはないのですが穴場として知っておいていただいても良いのかな、と思います。
そういえば話は変わるのですが、私は戦国武将では織田信長が好きなので、
以前に、清州城、岐阜城、安土城跡を順番に巡る旅をしたこともあります。
(信長の居城は、この順番で変わっていったので。)
信長は当時何を思ったか、
そんなことに想いを馳(は)せることもあれば、
それぞれの城の違いを見ていくだけで、色々と思うこともありました。
お寺や神社にただ行くよりも、
歴史を知った上でその場に行けば、よりその魅力を感じることができるように思います。
行った先で何かを感じ取ってもらえたら。
そう思って私の知っている範囲内ですが、多少歴史のことをここに書いたつもりだったりします。
まだまだ歴史のことなら語りたいところではありますが、今回はここまでにしておきます。